夜間や不在時に電話を転送するサービスがあります。
(事務所のサービスの例)
xxxx# を押すと「サービスを開始します。」とガイドがあり、転送モードになります。
yyyy# を押すと「サービスを停止します。」とガイドがあり、転送モード解除になります。
転送サービスの開始と停止の操作なのだから、「転送サービスを開始/停止します。」とすぺきでは? と思うが、
電話操作する人は、転送モードを操作しているから、不要だとも言える。
それはさておき。
現状が非転送モードのとき、転送開始を押すのが正常系操作だが、
現状が転送モードのとき転送開始を押したり、非転送モードのとき、転送解除を押すことも、あり得ることなので、異常系とは言えないでしょう。
現状の状態に無関係に、「サービスを開始します。」ゃ「サービスを停止します。」とアナウンスされる。
利用者の立場では、現状態がなんであっても、「開始する」かか「停止する」かが問題なので、このアナウンスは適切だ思う。
アプリの場合はどうだろう。既に、objectが状態Aになっているときに、「状態Aになれ」と命令を発したとき、「すでに状態Aになっています。」とガイドするシステムがあるようです。
「すでに状態Aなので、あなたの操作は間違っているよ。」と指摘されているようで、UIとして、どうだろうか...と思った次第。
システム利用者にとっては、状態の仕組みを意識させないほうがよいと思う。
開発者向けのメッセージの場合は、状態を意識したメッセージのほうが、不具合追求には便利です。
ということは、メッセージは、純粋利用者向けのメッセージと開発者向けのメッセージ(デバッグ等の追跡用)の使いわけがいることなのでしょうかね。
その類の追跡用メッセージは完成度が高まると、実行されないステートメントとして残ってしまうことになり、コードカバレッジの面で、問題にする人もいるようです。
携帯やデジタル家電が普及し、一般人も、機械の動作モードを認識している昨今、メッセージの表現は、なおさら難しくなりますね。利用者側に立ったメッセージがよいとは思うのですが。
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