2010/10/12

VB6の.net化

VB6の設計のまま、単純コンバージョンで.net化することの是非は陳腐化したテーマです。

私は、.net思想で設計し直してこそ意味があるので、単純コンバージョンするならVB6のまま使い続けるのが良いと思ってます。

以前の職場を訪問した際、「VB6のシステムをDOT.net化したから見て」といわれて、拝見させてもらった。

ツールを介してコンバージョンしたとのこと。

VSに付随のコンバージョンツールは、ある程度はコンバートしてくれますが、手作業部分は結構残ります。

「手間がかかっただろう」と質問したら、「金はかかったが、手間は殆どかからない。VB6の.NET化はもう怖くない。」と鼻高々。


Code Architects 社(イタリア)のツール  ここ 

を使ったそうです。(結構な値段らしいです)

 マイグレーション率は高いですね。 Label/TextBoxなどもVB6.OCXをそのままコンバージョンしてくれるので、殆ど手を加えずにコンバージョンしてくれます。



Form上のコントロールは、VB6のコントロールをラップして、実装しています。 旧OCXは プロパティ定義も含めて xxx.VBLibrary.dll の形でWrapされるようです。

.net化後にプロパティ変更等のデザイン改変はとても手間がかがり、.net化後に改変するのは、避けたい.....そうです。

それって変なんじゃない。システムに改変は付き物です。なのに成果物が改変し難いって。VB6をラップするだけなので、.netを被ったVB6じゃん......と心で思ってましたが。

それはともかく、見事にラップしているのには、驚かされます。ツールの完成度と製品性能は高いと思います。(私には無縁ですが)

マイグレーション後の成果物をエンドユーザーに「.net化しました」って納品するのも、どうかと思う。ミスリードだと思う。当の開発業者が「.net化した」と信じているなら猶更まずい。



VB6の新規案件もあるくらいです。VB6は、VB6のまま使い続けましょう。

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