西友が、肉などの小売の単位を、トレイパックでの包装をやめて、真空パックに切り替えたそうです。
後追い報道(ラジオ放送)によると、売上が倍増したらしい。
・ゴミとなるトレイがない ・消費期限が伸びた ・価格が安くなった良いことずくめの印象を受けるのですが、なんか腑に落ちない。
小規模小売店での販売は、石油系のトレイは使わなかった。新聞紙に包んだり、ラップで包んで販売していた。
大型スーパーが登場して、小分けしたパッケージを店頭に並べる必要から、トレイ梱包の商品が登場した。
上記の記事を逆読みすると、トレイ梱包する工程のために、消費期限が5日縮まり、価格が40%高くついていることになる。
「以前のスーパーは安く販売する」という姿勢があったのだが、逆に割高の商品を売っていてたことにならないのか。
トレイ梱包することで、家庭に不必要なゴミを持ち帰らせて、家庭ごみ量産の一翼を握っていたことにならないか。
「レジ袋の節約」はよいことに聞こえますが、それの数倍のトレイを使用しているので、エコの定義じたいが納得できない。
真空パックで、消費期限が確保できるのは喜ばしいてすが、「トレイの使用量を年間約13 トン削減した」と言われてても、「いままで、それだけのゴミを家庭に押し付けていたの?」という印象しか残らない。
一時、百貨店の過剰包装が問題になったが、承知の上で購入している面もあります。
日常のスーパーでの買い物から生じる梱包材のゴミのほうは、否応なしに押し付けられるし、ゴミの分別に手間がかかります。
此の頃はスーパーの出口で、トレイ専用のゴミ箱を設置しています。精算後の顧客は、そこで、商品を解体して、持ち帰る姿を見かけます。
商品陳列だけの目的のトレイはなくしたらスッキリします。でも、少量ずつラップするのが難しい商品だと、量り売りすることになります。
量り売りにすると、店員の手間がかかって経費増になるのかな。でもトレイ梱包コストと比べると、差は小さいと思うのだが。
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